◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2011年6月1日水曜日

新刊のお知らせ/石巻を取材した入魂のルポ本「ふたたび、ここから」が出ます

ジャーナリストの池上正樹さんと、ライターの児玉奈保美さんと一緒に、
震災後の石巻を取材して歩いたルポ本が、
ポプラ社から出版されます。
書店に並ぶのは6/6頃からとのこと。

ふたたび、ここから



著者は池上さん。
私は、表紙を含めた全ての写真を担当し、執筆でも協力しています。

表紙は石巻市立門脇小学校です。
取材エリアは、門脇町、南浜町、日本製紙、石巻赤十字病院、伊原津、渡波、牡鹿半島、北上町十三浜、釜谷(大川小学校付近)、女川、日和が丘、石巻焼きそば(八鶏飯蔵)、日高見(平孝酒造)、こども避難所クラブ、フェアトレード東北 など。

被災地にいて、いましか掴めないこと、
いまに生きる自分が、未来のために残すべきこと、
物書きで写真家の自分だからこそ見つめられること、
いつもそう意識しながら、皆さんのお話を聞かせていただきました。

実は、いまでもまだ、この本の取材を続けている夢を毎日見ます。

本に登場する方々は、
もうとっくに違う方向に歩み始めているかもしれないですし、
いまだ立ち上がれずに途方に暮れているかもしれません。

被災地での“被災”の暮らしは、現在進行形。
時間の経過と共に取り戻せたこともあるでしょうが、
依然ままならないことだらけの被災地で、
これから何が起きていくのか、
長く見つめていかなくてはいけないと思っています。

私たちの取材も、また別の形で、石巻以外にもまだ続きます。
石巻には、6月8日からまた、池上さんと入る予定です。

ふたたび、ここから東日本大震災・石巻の人たちの50日間
ふたたび、ここから
(ポプラ社)
池上正樹 著 ¥1,575

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