◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2013年5月22日水曜日

【Photo】浜は変わってない


「ねー! ここは変わってないね」。町ごと流されてしまったけれど、僕たちはサッカーでよく会ってる。いわき市薄磯地区にて出会った男の子たちが教えてくれました(2013年5月)

2013年5月6日月曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ3日目(最終日):またもや大幅変更を深夜に決断

本日は3日目。キャンプ全日程の最終日でした。

本来は記事構成をつめて、午前中の報告会を経て解散!となる予定だったのですが、そう簡単なことではないのがこのキャンプの怖いところです。

まずは、2日目の午後に、急遽取材体制を変えて取り組んだ後のことから振り返ります。

全員の前で2日目の取材の首尾を報告したのですが、各デスクからの指摘などもふまえて考えると、話題は伝える価値のある話だが、追加取材がどうしても必要なことがわかりました。性急に取材を進めるあまり、トラブルも発生させてしまっていました。

結局、2日目に全員体制で取り組んだテーマでは、取材する時間が足りないということで、記事化を諦めざるを得ませんでした。諦める決断をしたのは深夜です。

ついに、チームとして記事の提出も無理なのか?という状況になりかけたところ、亀松デスクの粘り腰に助けられました。私たちが持っている全情報を再検討し、私が一旦取材したある話題を広げて記事化していくことが決まったのです。

3日目は、朝10時にキャンプ報告会が始まります。それまでには記事の構成案をまとめておかなければなりません。

しかし私たちは、基本的な取材すらできていないという状態に戻ってしまっていました。

残された勝負時間は、早朝の時間帯のみ。朝7時頃からの2時間あまりにかけようと決めて解散したときには、すでに2時を回っていました。

私はホテルで仮眠後、朝7時過ぎから追加取材の依頼をし、8時過ぎから取材を行いました。他の記者さんたちも、周辺取材で情報を集めてきてくださり、それらを亀松デスクがまとめて、朝10時からの報告会ではなんとか記事構成を発表することができました。

すべてがギリギリの状態でした。


これで本当によかったのかどうか。現時点ではまだ形になっていないのでわかりません。 

ただ、今朝の取材相手の方から、お預かりしてきた言葉や思いはしっかりあります。バタバタした取材にも、嫌な顔をひとつせず快く応じてくださった方の言葉です。

私たちは、これを多くの人に伝える最大の努力をしなければいけないと思っています。

昼過ぎにはキャンプが解散となりましたが、他チームの皆さんやスタッフの皆さんとねぎらい合ったり、語り合ったりする余裕は全くありませんでした。

2013年5月5日日曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ2日目:自分の甘さとチーム取材の難しさを実感中


ジャーナリストキャンプ福島2013の2日目です。 

いきなり厳しい状況になっています。

亀松チーム内のひとりの記者さん(私ではない)の企画を中心に据えて記事化していく方針に変更されたという話を聞いたのが、2日目の昼目前の時間。私はそちらの応援取材に回ることになり、予定していた今日の午後の取材は、キャンセルとなってしまいました。

取材のために時間をあけていてくださっていた相手のご夫婦に、取材のキャンセルの方向とお詫びの連絡は一応入れたものの、直接話ができていない段階です。

事情に応じて、その場その場での予定の変更というのはありがちなことですが、今回の変更は直前に先方を振り回す選択になり、本当に心苦しいです。

今回、様々な活動をしながら情報発信している方を取材するという予定にしていましたが、昨夜のデスク陣への報告では、「ニュース」をきちんと押さえていない、統一テーマが見えないという指摘を受けました。昨夜もチームの4人で居酒屋の一画を陣取り、ノンアルコールビールで夜12時近くまでねばり、話し合いました。

これについてはまた、総括のエントリーであらためて報告したいと思います。

ひとまず今は、新方針の取材に集中します。ブログの更新も意気込んでいたけれど、実際には「そんな暇、全然ないよ!」って感じ。写真も手抜きでごめんなさい。

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追記:この記事のエントリー後30分ほどで、キャンセルさせていただいたお相手とは連絡が取れました。こちらの事情は一応の理解を示してくださいました。

2013年5月4日土曜日

【JCEJ2013】1日目:ジャーナリストキャンプ福島2013に向かっています

上野駅7時発のスーパーひたちの中からブログ更新です。放置気味になりがちな当ブログですが、この数日間は更新頻度を高めてみたいと思います。


というのも、今日5月4日〜6日にかけて、福島県いわき市で行われるミドルキャリアの記者、ジャーナリスト等向けの実践的ワークショップに参加することになったからです。

リンク:実力派デスクと腕を磨く3日間 「ジャーナリストキャンプ福島」を開催(JCEJ)
異なる立場や組織の枠組みを越えて、全国から集まった参加者やデスクと、意見をぶつけ合いながら、一つの作品を完成させるのは、ジャーナリストキャンプでしかできない経験です。

私自身のキャリアは2年とごく短く、日々走り回っている新聞記者さんたちと一緒にやって通用するのか? という不安もあるのですが、普段は接することのないメディアの方々やデスクとの記事制作の機会は、私のようなフリーランスにとっては、得難い機会なので楽しみです。

キャンプ全体のテーマは「震災後の福島に生きる」。

滞在期間にやることは、ひたすらミーティングでの意見交換と、いわき市内での取材です。

私は、最近までニコ動にいらした元朝日新聞の亀松太郎デスクのチームに、2人の地方紙の記者さんと共に配属?されました。

亀松チームでは、「メディアを使って情報発信をされている人」を中心に取材をする予定です。

私自身も、この期間、できるだけ情報発信にトライしてみます。普段やってないので、うまくいくかはわからないけれど。

いわきでは、現在進行形の東日本大震災の部分や、あの日からまもなく26ヶ月となるいわき市の人たちの等身大の姿を見てきたいと思っています。

いわきの皆様、キャンプの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

水が張られたこの時期の美しいニッポンの田んぼの景色が車窓に見えてきて、テンションちょっと上がってます。