◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2013年8月7日水曜日

昭和初期の写真ハガキでみる石巻

【場所おしえてください】みんな着物だよ

「ほら、やっぱり人が写っていると楽しいよね」

名古屋は本山の「シマウマ書房」の店主 鈴木創さんが、古い絵はがきの束の中から見つけ出してくれたのは、昭和初期の石巻の風景が写った写真ハガキでした。

ハガキは、石巻の立町に今も残る福来館写真所が発行したもの。北上川の岸で遊ぶ子どもたちの着物や、河岸で鯨を解体する捕鯨船の様子が、なんとも時代を感じさせます。捕鯨船なんて、マジ?っていうくらい小さいもん。

【場所おしえてください】捕鯨船、ちっちゃ!

大正〜昭和初期の頃の、一般市民が入手しやすかった写真と言えば、新聞かハガキがほとんどだそうで、解像度の荒い新聞の印刷写真に比べると、ハガキはきれいな印刷なので、流通する価値があるんだそうです。

南浜町や門脇町の景色は、色々な方々の昔語りで聞いていますが、こうして写真を見ると、パズルのピースがうまっていくみたいな気持ちになります。

内海橋が見えるのですが、昭和8年建設の3代目の橋でしょうか?

湊側から中央を望む

【場所おしえて】さすがに町は大きい

それにしても、昔の石巻の写真に名古屋で出会うとは不思議。ハガキは石巻でお世話になっている方々に、さっそく差し上げちゃいました。