◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2011年9月10日土曜日

8/28(日)開催の3.11震災チャリティイベントの報告

8月28日にポプラ社のホールで行われたねこ女優micさん主催、3.11震災チャリティイベントで、トークショーにて、お話しさせていただきました。

来場者数は約100人。
入場料の一部と、会場でいただいた募金は、合計10万円が寄付金として石巻の社会的弱者の支援団体フェアトレード東北に寄付されました。

リンク:心のままに【311イベント寄付金ご報告】(9/2)
ようやく収支の計算も終わり、
皆様から頂いたチケット代金や寄付金を合わせて
総額【10万円】をNPO法人フェアトレード東北さんに
お渡しさせて頂くことになりました。

私は主催者ではありませんが、開催のためにいくぶんの調整をさせていただきました。平孝酒造の平井孝浩社長、NPO法人フェアトレード東北 阿部拓磨副代表と佐藤さん、ご来場&ご寄付いただきましたみなさま、ステキな会場を無償提供してくださったポプラ社の坂井社長、本当にありがとうございます。

思えば、発災からまだ間もない3月下旬〜4月上旬あたりに、様々な方から、現地の様子を教えて欲しい、現地の支援団体を紹介して欲しいなどと問い合わせを受けました。そのときにつないだのが、micとフェアトレード東北でした。

その後、micはお仕事を続けながら、行動的な私でもビックリするくらいの行動力で、牡鹿半島に何度も出掛けていきました。世の中本当にすごい行動力のある人がいるもんだなぁと、私は密かにじんわりしていたものです。

今回のチャリティイベントのメインの演目のひとつは、そのmicが牡鹿半島の避難所で出会った人々になりきる、 ひとり舞台「カントリーロード 石巻・牡鹿半島」でした。

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ぽろぽろ泣きました。

沖に出て船上迎えた津波のことを、龍に例える漁師さん。津波が全てをさらったなかから、やっとみつけだした思いでの宝石を「必要ならこれを売ればいい」というおばあさん。

牡鹿半島の人たちの揺れる魂がmicに乗り移ったみたいな気がして、舞台バージョンの「ふたたび、ここから」なんじゃないかと思ったくらいでした。micのひとり舞台は、感情の記憶装置といっていいかもしれません。

リンク:ひとり舞台×トークショー:皆様からのコメント(8/29)
すごかった。おじちゃん、おばあちゃん達の生の声、ホントにそのまんまなんだろうなと、
じーんとして切なくて、涙がこぼれて・・・。
今回の震災は私達(社会)の弱い部分を露呈した、という加藤さんの最後のメッセージが響きました。

micさんは色々なところで上演したがっているので、「ここでやってほしい!」という声をいただければお届けします。micを呼ぶことで被災地支援になります。micに託す間接的な方法だけど、舞台をみた方の得るものが、とてもとても大きいと思いますよ。