山を越えてきた雪の粉がはらはらと舞う「風花」が美しかった米沢で、おもわず、「それってどういう意味ですか」と聞いてしまった気象のことばがありました。
「雪消し」。
用水路など雪を捨てる場所がないところで、道路など溶けやすい場所に雪を撒いて、文字通り雪を「消す」のだそうです。
私に説明してくれた人は、もう雪を見るのもイヤ、少しでも見えなくして早く春を感じたい、という行為でもあるんです、とも説明してくれました。
そういう、春を心待ちにする雪国の人の話を聞くと、東京では、四季をちゃんと感じながら暮らせてないんだなと思うのでした。
そういう、春を心待ちにする雪国の人の話を聞くと、東京では、四季をちゃんと感じながら暮らせてないんだなと思うのでした。
雪国にいくと、あちらこちらに雪捨て場というのを目にしますね。米沢でも、巨大な雪捨て山に埋まってしまいそうなバス停を見かけました。どか雪の合間に雨も時々降ったりするので、断面が分厚いミルフィーユのようになっています。ここでバス待ちしてる間に表層雪崩とか想像したくないなぁ。
たまたまその日にやっていた上杉雪灯籠まつりに立ち寄った途中で、GRD2を壊してしまいましたので、記念に、最後に撮った1枚をアップ。
雪灯籠に感嘆し、ぼんぼりに灯りを点す人の行列を見ていて、ここでの雪はやっぱり「うんざり」なものだけじゃなくて、ちゃんと資源なんだよな、と思いました。素敵な光の回廊でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿