◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2012年1月1日日曜日

いつもは見向きもしないものを撮っていきたい

新年が明けたばかりは家中が片付いているので、家の中がとても新鮮に見えて、撮っておきたくなりました。


普段、見向きもしないでいる身の回りのモノやコトを、ちゃんと撮っておきたいなと、いつも思うんです。

震災の被害を見たからそう意識するようになったというよりも、自分の生きる圏内で移ろいゆくモノを残しておきたいという、本能みたいなものなのかなと思います。今年はおうちスナップを、自分と家族のためにささやかに続けたいなと思います。

実際に、日々、どんなにたくさんの写真撮っていても、お気に入りなのは、家族や自分の生活が映り込んだものなんです。

窓からの光の美しいタイミングとか、壁を照らすライトの濃淡とか、天井のシミとか、手垢とかひび割れとか、塗装のはげた感じとか……自分にとって最もどうってことない被写体。でもきっと、写真に込められるものを、自分が一番よく知っている被写体だと思うんですよね。

こんな風にして、自分の身の回りの所から、写真のことをたくさん考えていきたいなーと思っています。

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