◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2013年9月27日金曜日

朝活会場で気がついた映画館の居心地のこと

「映画館で朝活やっているから来てみて。良かったら宣伝して」と関係者に誘われて行ってきました。

リンク:School by Film Method 【映像が先生、本が教科書、そして映画館が学校だ!:朝の映画館で学ぶビジネススクール】
https://www.facebook.com/SchoolByFilmMethod

渋谷で、映画館を学校にしちゃう活動をしているフィルムメソッドカウンシルが、TOHOシネマズ株式会社と共催して、ビジネスパーソン向けに始めたものです。

シネマのスクリーンに上映される講義形式の映像を視聴するスタイルで、講師役は主に、ビジネス書を書いている著者の方々です。会場は、銀座のマリオン9階にあるTOHOシネマズ日劇です。

いい場所、なんですが……。

写真は、終わった直後の朝8時半すぎの会場の光景。



おーーい。

聞けば、ドラッカーがテーマの日は数十人は集まるそうですし、その日の内容によるのかもしれませんけど、それにしても人がいない……。この会場、もったいないよう。

TOHOシネマズ日劇での朝活は、12月までの3ヵ月間、火〜金の朝7時半〜8時半に、毎日やっていくそうです。10月4日までは開校記念で無料期間。コーヒー付き。有料版になると、朝食も付くようになるらしいです。

これからこの朝活に活発なコミュニティが生まれていくことを願いつつ、ぼんやりと、白金のヘアサロンの経営者Sさんとの会話を思い出しました。

「いま、美容室は40万軒もある。でも、人口減少に伴って近いうちにどんどん淘汰されていくのは間違いないわけで。これまで、単なる“髪切り屋”になってしまっていたけれど、“美しくなる場所”>として再定義していかないと」

映画館の人も同じように、映画を見に行くだけじゃない接点を開発せねばと、危機感を感じておられるのかなーと、気づかされました。

私自身、映画を見る以外で映画館に行ったことはほとんどありませんが、今回、全く別の用件で訪れてみて知ったのは、空間の抜群の心地よさでした。(当たり前だけど)しーんとしてる。ゆったり座れる椅子。高い天井。家でYouTube見て勉強するよりも、ずっとリラックスできる気が。

仕事に役立ったり、知的欲求を満たせたりする企画もいいのですけど、リラックスしたり、集中したり、劇場ならではの音響環境を生かした身体性のある企画なんかだと、<映画館で朝活する意味>が出てくるだろうなと思ったところです。

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