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2013年5月6日月曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ3日目(最終日):またもや大幅変更を深夜に決断

本日は3日目。キャンプ全日程の最終日でした。

本来は記事構成をつめて、午前中の報告会を経て解散!となる予定だったのですが、そう簡単なことではないのがこのキャンプの怖いところです。

まずは、2日目の午後に、急遽取材体制を変えて取り組んだ後のことから振り返ります。

全員の前で2日目の取材の首尾を報告したのですが、各デスクからの指摘などもふまえて考えると、話題は伝える価値のある話だが、追加取材がどうしても必要なことがわかりました。性急に取材を進めるあまり、トラブルも発生させてしまっていました。

結局、2日目に全員体制で取り組んだテーマでは、取材する時間が足りないということで、記事化を諦めざるを得ませんでした。諦める決断をしたのは深夜です。

ついに、チームとして記事の提出も無理なのか?という状況になりかけたところ、亀松デスクの粘り腰に助けられました。私たちが持っている全情報を再検討し、私が一旦取材したある話題を広げて記事化していくことが決まったのです。

3日目は、朝10時にキャンプ報告会が始まります。それまでには記事の構成案をまとめておかなければなりません。

しかし私たちは、基本的な取材すらできていないという状態に戻ってしまっていました。

残された勝負時間は、早朝の時間帯のみ。朝7時頃からの2時間あまりにかけようと決めて解散したときには、すでに2時を回っていました。

私はホテルで仮眠後、朝7時過ぎから追加取材の依頼をし、8時過ぎから取材を行いました。他の記者さんたちも、周辺取材で情報を集めてきてくださり、それらを亀松デスクがまとめて、朝10時からの報告会ではなんとか記事構成を発表することができました。

すべてがギリギリの状態でした。


これで本当によかったのかどうか。現時点ではまだ形になっていないのでわかりません。 

ただ、今朝の取材相手の方から、お預かりしてきた言葉や思いはしっかりあります。バタバタした取材にも、嫌な顔をひとつせず快く応じてくださった方の言葉です。

私たちは、これを多くの人に伝える最大の努力をしなければいけないと思っています。

昼過ぎにはキャンプが解散となりましたが、他チームの皆さんやスタッフの皆さんとねぎらい合ったり、語り合ったりする余裕は全くありませんでした。

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