◇【新刊のお知らせ】SB新書から『下流中年 一億総貧困化の行方』という中高年層の貧困化について取りあげた本を出しました。雨宮処凛さん、萱野稔人さんなど6人での共著です(2016年4月6日)

2016年4月7日木曜日

【PRレビュー】お財布ポシェット

2016年4月6日水曜日

【新刊のお知らせ】『下流中年 一億総貧困化の行方』(SB新書)

下流中年 一億総貧困化の行方 (SB新書)

SB新書から、働く世代の下流化の問題について取りあげた本を出しました。

紙の書籍だけでなく、Kindle版もあります。

6人での共著の体裁ですが、雨宮さんと萱野さんは対談ですので、実質的には赤木さん、阿部さん、池上さん、私の4人の執筆によるものです。私はルポの部分を担当しました。

この企画は、SBクリエイティブの学芸書籍編集部のみなさんが感じておられた課題意識からスタートしていて、わりと緊急的に作った本です。

子どもや高齢者など、弱者世代や属性に紐付いた「下流化」についての論考や議論は、支援者や研究者、メディアの頑張りにより、ずいぶんと盛んになってきたように感じています。

そうしたものを見聞きするたびに、私がとても気になっていたのは、そうした子どもや高齢者を支えるはずの、働く世代の下流化についてです。私自身がその世代です。

そんなこともあって、今回の執筆は、当事者意識の強いなかでの参加となりました。

実は、発売日は、企画当初の予定から半年近く伸びました。

それは、私だけでなく、出版にかかわった人たちの当事者性によるもの、伝えたい危機意識が強くあったからのように感じています。それだけ、メッセージ性の強い内容となっています。

働く世代の下流化の問題は、もはや新しい議論ではないように思います。でも、どうしても置き去りにしないで欲しいことなのです。

引き続き、構造分析的な議論も含めて、もっともっと発掘しながらこの問題に取り組んで行ければと思っています。

【PRレビュー】ひらくPCバッグminiは、完成形っていえるんじゃないかと思う

私の背中にちゃんと収まっているひらくPCバッグmini。
トラベルジャーナリストの寺田直子さんに撮影していただきました

2ヶ月前のある日、突然、大きめの箱が我が家に届きまして、「何も頼んでいないよ?」と不思議に思い伝票をのぞき込むと、ひらくPCバッグmiini(ブラウン)が送られてきていました。

というわけで、今回もモニターレビューです。普段だけでなく、6回の長距離移動(出張・旅)にもお供してくれました。

私にとってのひらくPCバッグの使用は、初代、改良版に続いて、3種類目です。(Evernoteバージョンだけ使ったことない)。

今回のminiを試着したときに、とにかく、幅が小さくなったことがうれしかった。これはもう、初代を使ったときから求めていた部分です。

これまでのひらPは、どんなに便利だなと思っていても、身幅からはみ出してしまう点が、ちょっとしたストレスでした。

電車で座るときには両脇にはみ出して邪魔だったし、人とすれ違うときに自分の目測を超えて人と擦れてしまうこともあったし、混雑したなかでは、気を遣ってしまう面が多々ありました。

物がかっちり収まってくれるのだけど、背中への収まりがイマイチだったんですよね。女性のユーザーさんはきっと同じように感じていた人が多いと思います。身体との一体感も含めて、本来の使用感とすべきなのだろうと思います。

今回、きっと男性用だからだよなと心の奥底で諦めていた部分が解消されて、本当にもう、素晴らしい。

それと、“たくさん入って取り出しやすい” という本来の長所もレベルアップしている気がします。

バッグのフタ部分の裏にあるメッシュポケットが、横長バージョンのひらPよりも、格段に使いやすい。

特に、折り返してすぐに手が届く浅い方のポケットは、イヤホンやライトニングケーブルなど、頻度の高いケーブル類の出し入れに、すごく便利。80ミリという浅さと、ポケットの位置が絶妙なのです。

私が普段、ひらP miniの中に入れている物は、

iPad、ActionPlanner(手帳)、モレスキン、ICレコーダ、CFケース、名刺入れ、外付けHDD、カードリーダー、ライトニングケーブル(15cm?)、イヤホン、マイク、ディスプレイケーブル、ペン7本、折りたたみ傘、ハンドタオル、化粧ポーチ、ハンドクリーム、ティッシュ、飴数個


という感じ。MacbookProは、両手を空け、荷物を一つにしたいときだけ入れるようにしています(身体のために)。

間仕切りを片面使いでポケットに
私なりの工夫ポイントは、ベルクロの仕切りを、間仕切りしにしないで、片面に付けてポケットのようにして使っている点かな。

白いICレコーダが収まっているところがその使い方です。

初代はあの美しいナイロンの生地がとても好きでした。もうあんな高級感のあるものは出ないのかな?

そして、改良版(2代目)も、片手でファスナーを閉められるようになって、「片手使いは正義だ!」って思いました。両脇の内ポケットも本当に欲しかった部分。

そして、今回のminiは、これまで使ってきてみて、女性の私でも一番ストレスなく使えるひらPシリーズであることがわかりました。

ひらくPCバッグは、miniの登場によって、完成されたって言えるんじゃないでしょうか。2ヶ月間、使ってみての実感です。

 

2015年12月3日木曜日

【告知】12月9日に「お天気キャスター・気象予報士大集合 ’15」に出演します(追記あり)


ニフティさんが主催する、毎年恒例の気象キャスター大集合イベントに、今年も出演させていただきます。

リンク:「お天気キャスター・気象予報士大集合 トークイベント今年も開催」(ウェザーマップ)

2011年に、東日本大震災や、11月5日の「津波防災の日」が制定されたことをきっかけに森田正光さんの呼びかけで始まったこのイベント。出演する放送局、あるいは所属会社を超えて気象キャスター同士のトークが聞けたり、“公開打ち上げ”で一般の参加者も混ざって一緒にわいわい語れる貴重な機会です。

今年は、今村涼子さんや岩谷忠幸さんなど有名キャスターさんや、学生気象予報士さんたちといった初参加組も。

で、今年はみなさん、関東・東北豪雨大災害の話をしたいんじゃないかな。

私は、岩谷さん被災地のレポートが聞けるんじゃないかということ、恒例の元和歌山気象台長の繞村曜さんのお話を聞くのが特に楽しみです。

毎年盛況で、今年も席が埋まりつつあるとか。チケットはお早めにどうぞ!

ぜひ一緒に今年の天気を振り返りましょう。


追記(12月25日)
当イベントで集まった募金が、過去最高額の112,011円になったとウェザーマップの担当者から連絡をいただきました。寄付先は、日本赤十字社の「東日本大震災義援金」を予定しているようです。詳しくは同社からの報告でご確認ください。


お天気キャスター・気象予報士大集合’15
〜津波・天災を忘れないために〜

【日時】2015年12月9日(水) 開場:18:30 開始:19:30 終了:21:30予定
【出演】森田さんとか、木原さんとか、ラグフェアのおっくんとか、多数
【会場】東京カルチャーカルチャー
住所/東京都江東区青海1丁目3-11Zepp Tokyo2F
【入場料】前売り2100円・当日2600円
(税込 飲食代(ワンドリンク)が別途必要)
※ 出演者収益金は全額チャリティーとして寄付します。

2015年11月19日木曜日

ひきこもりフューチャーセッション庵-IORI-のこと(なりたちとか)

庵-IORI-というひきこもりクラスタの人たちに向けた対話の場を東京で始めて、気がつけば4年近くになる。

最近、ひきこもり関連の様々な場に出かけていくと、庵やそこから派生した「ひきこもり大学」というイベントの成り立ちについて聞かれることも多くなった。なので、興味を持ってくれた人が検索・参照してくれることを期待して、ここに経緯や動機を記しておきたい。ちょっと長くなるが詳しいほうがいいと思うので、お許しを。

庵は、2012年9月に始まった。

初回からずっと川初真吾さん(しんごにぃにぃ)という優しくて不思議な魅力を持ったのんべぇな男がディレクターを引き受けてくれているが、そもそもの言い出しっぺは、ジャーナリストの池上正樹さんと私だ。2011年頃から、ひきこもり界隈に、部外者として「対話の場」を持ち込みたいと考えていた。

具体的な手法を検討していたとき、折しも野村恭彦さんのプレジデントオンラインの連載「フューチャーセッションをつくる!」が始まったり、書籍「フューチャーセンターをつくろう」(プレジデント社)が出た。読んで、「ひきこもり」のような答えの出にくい社会的・構造的な課題に取り組むには、フューチャーセンター(のちにフューチャーセッションと呼ぶようになる)がよいのではないかと思うようになった。

野村さんは本の中で、テーマや課題の取り組みの中心となるのは知識や技術を持った専門家であるべき、というアカデミズムや有識者会議的な場でありがちな前提を、フューチャーセンターにおいては明確に否定していた。専門性が必要になることもあるだろうけれども、むしろ専門性にこだわらない多様な立場の人たちで集まり、皆が持つ知恵やアイデアを生かしながらさっさと手探りし始めてしまおう、そのアクションの過程でお互いに未来の関係者(ステイクホルダ)を見つけ出してしまおう、というものだった。私たちはその考え方が気に入ったのだ。

2012年に入ってすぐ、フューチャーセンターを体感するためのセッションに出かけたところ、ファシリテーションを学ぶ人たちと出会った。プロの方もいたが、多くはごく普通のサラリーマンの人たちだった。

私たちは、取り組みたいテーマは持っているがコミュニティ運営やファシリテーションを引き受けてくれる人を求めていた。その一方で、ファシリテーターたちは、自分が活躍できる場や、コミュニティづくりに関わるきっかけとなる話題や課題を探していた。私の勘違いかも知れないけれど、パズルの最初のピースがあったような感じだった。

そこにジョインしてくれたのが、当事者の家族という軸を持ち、自らも場作りを始めようとしていた川初さんだった。

なかでも、「フューチャーセンターというココロミを始めようと思って」という話に耳を傾けてくれたのは、神戸で長年ひきこもりのピアサポート団体「グローバルシップス神戸」を主宰する森下徹さんだった。6月にはお試しのセッションをやってくれた。そこに参加した人が京都でも開催してくれた。「ひきこもり」を主なテーマにしたフューチャーセッションは、関西の方が動きが早かったのだ。

ひきこもり界隈にいる人たちも、私たちが何か新しいことを始めようとしていることに、半信半疑ながらも興味を持ってくれたようだった。池上さんとつながりのあった当事者や支援者も集まってきた。

東京でも夏の間に、「準備会」と称してワークショップを何度かおこなってみると、当事者の声や夢や思いつきがたくさん共有された。ままならない状況に陥りつつ考え至った様々なこと、ひきこもったからこそ得られた視点は、時代を捉えていく上で重要なヒントに満ちていて、もっと聞いてみたくなるものばかり。私たちは、当事者のため、とするのではなく、みんなのための場を創ろうと考えた。「とにかく続ける」とだけ決めて、公式に「対話」を初めてみることにした。

蛇足だが、「ひきこもり大学」という、主に当事者が自ら講師役となって、伝えたい内容を講義を行うイベントも、最近引き合いが多くなってきた。私はひき大のスタッフではないが、このひき大自体も、フューチャーセッションの準備会から生まれた企画だ。
(リンク:ひきこもり大学

話を庵の成り立ちに戻す。

いよいよ実際に人を集めて実施してみようという段階になり、プロボノでファシリテーターとして関わってくれていた、あんどぅという端正な男子が、これから始まる対話の場の名前を<庵-IORI->と名付けてくれた(Innovative, Open, Rearize, Initiative)。

また、ディレクターとして庵の看板を背負ってくれることになった川初さんが、「ひきこもりが問題にならない社会を実現する」という素敵なコンセプトを打ち出してくれた。そういえば、最初は併せて「ひきこもり2.0」とかも唱えていたっけ(笑)。

そうして最初の庵が実施できたのが2012年9月。以来一度も欠くことなく隔月偶数月の第一日曜日に開催している。あっという間に毎回100人近くが集まってくれるイベントになった。

そのうち、イベントだけでなく、運営にも「手伝いたい」「関わりたい」と人が集まってきた。

コアメンバーの知人・友人のファシリテーター、当事者たち、「社会復帰に開けた精神保健福祉を実現させる」ことをテーマに活動しているインカレ団体 One's Life の学生たち。たくさん現れた。

イベントとしての庵の主なやり方は、グループトークだ。参加者が、あらかじめ6,7個用意されたテーブルテーマを選び、おのおの好きな距離感で過ごす。

着席して語り合ってもいいし、輪の端から黙って聞いているだけでもいい。途中で他のテーマを選び直すのも有りだ。着席しないままうろうろしていても、別の場所で時間を共有しているだけでも構わない。

ワークショップでもなく、居場所とも言い切れず、なんだかはっきりと表現しきれないところがいつも申し訳ないのだが、共感が多めなゆるいグループトークを通じて、色々な人や思いに出会う場所と言えるだろう。

庵のミーティングも、誰でも参加できる。1回のイベント開催ごとにミーティングは2度行っている。イベント前にはテーマ決め、後にはふりかえりをする。やり方やテーマ、運営スタッフとしての役割分担は、参加者やファシリテーターの意見を参考にしながら、ミーティングに参加してくれたみんなの意見で決めていく。庵が最もフューチャーセッションらしいと感じるのは、実はこのミーティングだ。

最近は、当事者もテーマのオーナーやファシリテーターとして活躍するようになった。企画書を書いてまで、語りあいたいテーマを持ち込んでくれる人もいる。

参加者と同じ目線で、優しい目配りのできる彼らの存在は、開催規模が大きくなってきた今の庵で、安心できる場作りを実現していく上で欠かせないようになってきている。

毎回、不安でいっぱいのまま庵に来てくれる初めての参加者が必ずいる。会場に入れないままだったり、振る舞い方がわからず挙動不審だったりぽつんとしている人もいる。そういう人にパッと駆け寄って、庵の案内をしてくれるのがかつて同じような思いで会場の入り口に立った当事者たちだ。

私は、様々なダイアログの場をウォッチするのが趣味だが、常連参加者が、初めて参加する人の心情を慮り、頼まれもしないうちに真っ先に案内役を買って出る、というようなコミュニティは珍しいのではないかと思う。

そうした彼らの気働きを見ていると、当事者って、フラットな場作りやファシリテーションにとても向いているのではないかと思えてくる。

庵などに出てきたことがきっかけで、本格的に動きだし地元に居場所を作ったり、イベントを企画したり、就職をしたり、プロジェクトを始めたりした人たちはずいぶん増えてきた。

本当に色々な人がいる。庵を上手に利用した人もいれば、アンチな何かを感じて去ったり、ひとつのきっかけとして独自の活動のこやしにした人もいる。

きっと、何かを変えたいという人が来れば、変わるためのヒントや人に出会える可能性のある場だろうし、ありのままでいたいという人であれば、居場所のようにも機能するのだろう。合わなければ庵はその人の踏み台にだってなる。

庵は、自助的な集まりや支援活動とは何か違うと面食らう参加者も少なくないようだ。

そうかもしれない。「ひきこもり」的な何かとは一見無縁そうにみえる人たちが中心的に関わっているし、当事者のためだけを目的としてもいないし、「課題の解決」をミッションともしていないから。

当事者が自助的に開いている集まりや、支援者や専門家が当事者のために作る場は、もうずっと以前から様々なものがある。そうした、濃い思いの取り組みがあちらこちらに存在してこそ、庵はプラットフォームや交差点として成り立つことができると思っている。

庵は、そこに出入りしている人たちによってどんどん変わっていく。

みんなそれぞれのやりたい範囲、こだわりに応じて、居てくれたり通り過ぎてくれればいい。参加の仕方・関わり方に「正解」はないと思っている。

NEWS ZEROも無事放送されたみたいだし、とりあえず、macのバッテリーが切れそうなこともあり、取り急ぎアップすることにする。

【ひきこもりフューチャーセッション庵-IORI-】
・主催:フューチャーセッション庵-IORI-
・公式ページ https://www.facebook.com/iorihiki/(登録なしで見られます)
・偶数月の第1日曜日に東京都内で開催
・参加費:原則なし。普段は、参加して下さった方の心づくしの寄付で運営しています
・お問い合わせ、ミーティングへの参加や見学のご希望は、hiki.iori[at]gmail.comまで([at]を@に置き換えてください)

2015年3月13日金曜日

キックボード? 自転車? 町工場が生んだ新種の移動ツールnbikeを試してみたよ


nbike という新しい乗り物の試乗会に参加してきました。

最近、色々な乗り物を試してみるコミュニティが知人たちの間にできて、誰かが乗り物を情報を持ち込んできてくれるたびに集まっています。顔ぶれでけっこうわかると思いますが、新しモノ好きなみなさんばかり。これまでは海外のプロダクトばかりだったのですが、今回は日本の製品です。

_HNN7023.JPG

それも、東京都大田区発。「下町ボブスレー」のプロジェクトをきっかけに集まった町工場の2代目、3代目という新しい世代のみなさんが、コンシューマー向けの製品にチャレンジしているものです。

2014年4月にクラウドファンディングで100万あまりの資金調達をして、開発に取り組んでいます。

町工場が生み出した機械式時計のようなモビリティ「nbike」(zenmono)

サドルなし。ペダルも回らない。でも、駆動部やハンドルに使っているのは、慣れた雰囲気の自転車のパーツ。削り出しで作ったいろいろなパーツが美しくてうっとりしました。
なんとも不思議な乗り物です。

走らせ方は、最初はキックボードのように足で地面を蹴って滑り出し、スピードに乗ってからはペダル部分をステップマシーンを上下に踏み込むような感じ。ハンドルのブレーキでスピード調整をします。

どれも知ってる感じの動作ばかりだから、シンプルで簡単に乗れてしまう。練習いらずです。

力んでスピードを出してみたんですが、運動不足の私には、太ももがいい感じでプルプルしました。走るステッパーみたい。

このnbikeの仕掛け人であるナイトページャーの横田信一郎さんによると、普段使いの移動ツールにするためにまだまだ手を加えていくようです。今後がたのしみです。

2014年12月6日土曜日

【ひらくPCバッグ】2周年で初代のへたり具合をチェック&限定カラーも登場!

ひらくPCバッグを購入してから2年があっという間に経ちました。使い倒しております。東京にいるときは、TPOに合わせて他のバッグもよく使いますが、出張や旅行時にはほぼこの「ひらP」です。

■2年間、目一杯荷物を入れて使ってみたへたり具合


以前、【レビュー】無敵感を携帯する「ひらくPCバッグ」という記事を書いたことがありました。その無敵感があったからこそ、今でも使い続けているわけなのですが、2013年初頭のユーザーイベントで、あまりにも荷物を詰め込みすぎて、「バッグが妊娠してるみたい」とさんざん言われてへこみました。私はみなさんの、「ほぅら、こんなに入ったよ!」的なレビューを真に受けてマネしていただけなんですが。

若干太ってるかも
ヘビーユーザーじゃない人の「ひらP」を見て、「元はこんなに美しい形なのか!」と、ハッとすることもあります。パンチングの革部分は、一部擦れてしまっているところもあります。しかし、カバンそのもののへたりは目立ちません。内側の芯も生地も縫製も、素材感がしっかり保たれている感じです。

電車の中で、いわゆる普通のナイロンや革のビジネスバッグを観察してみますと、みなさん原形を留めていないへたり具合だったりします。そんな様子に比べると、「ひらP」の耐用強度は、かなり優秀なのではないでしょうか?

■代替品がないので、使い続けるために改革したこと


とはいえ、荷物の入れすぎは、身体にもよくなく、改善ポイントです。たすき掛けバッグに共通する課題ですが、実際に重い荷物を片肩だけで負うので、私の(小さな)僧帽筋が泣いてると感じることもありました。

でも、便利なので使い続けたい。代替品はない。荷物を軽くするか、身体を鍛えて、「ひらPバッグ」に負けない僧帽筋をまとうか。

色々考えて、両方求めることにしました。

僧帽筋ムキムキはムリなので、今年の夏から、底上げ程度にパーソナルトレーニングを始めました。これは素直にいい生活改善でした。

また、カバンの中のリストラも実行。カメラは思い切ってコンデジオンリーやミラーレスにしてみたり、MacBookをやめてiPad+ワイヤレスキーボードにしてみたりした結果、私の「ひらP」が軽くなっただけでなく、様々なデバイスを試す機会が増えました。

「ひらP」は、何でもかんでも詰め込めるドラえもんのポケット……最初はそう思い込んでたくさん物を入れていたけれど、容れ物以上の何かの力というか、ライフスタイルにまで影響を与えるアフォーダンスがすばらしいというか、今はまぁ、そんな畏れを感じて使っています。


12月4日から、ひらくPCバッグ2周年を記念して、LimitedEditionが出たそうです。生地とファスナーのカラーが違うコンビカラーで、黒×アッシュグレー、同じくオリーブグレー×パープルの2種類。限定300個。私は今回、オリーブグレーのほうをモニターさせてもらうことになったので、届いてから少し使ってみて、報告させていただきたいと思っています。

2014年3月22日土曜日

「各地で乱立する検証委員会は、多かれ少なかれ、同じような課題を抱えていると思われる」教育評論家武田さち子さんの感想

教育評論家の武田さち子さんから、拙書「石巻市立大川小学校事故検証委員会を検証する」の感想を頂きましたのでご紹介します。被害者やご遺族に寄り添いながら、数多くの調査を手がけて情報発信をなさっている武田さんですが、他の学校や幼稚園、保育園で起きた事件・事故や災害とのつながりをご指摘くださっています。



リンク:武田さち子さんが理事を務めているNPO法人ジェントルハートプロジェクト(いじめ問題に取り組んでいる団体です)
http://npo-ghp.or.jp/npo-ghp-or-jp/

2014年3月9日日曜日

【新刊のお知らせ】『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(ポプラ社)


石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する (一般書)

 1年半にわたって取材を続けてきた、石巻の大川小学校の事故検証に関する本「石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する」が、池上正樹さんとの共著で、ポプラ社から3月11日に出ます。日本の教育行政史上、戦時を除いて、最大の事故となった学校管理下での被災事故です。

 この大川小関連では、同じ著者で2冊目となります。2012年に出した前作「あのとき、大川小学校で何が起きたのか」(青志社)では、学校側や市教委と、遺族の話し合いの様子、遺族たちの思いを中心にまとめました。今回は、その後に始まった第三者検証委員会を取り上げています。

 東日本大震災の被災地では、原発事故を除き、5つの公的な検証委員会が立ち上がりました。そのうち、私は大川小と名取市閖上の検証を取材してきました。

 大川小検証に対しては、本を書き終えてたいまもモヤモヤとした気持ちが残っています。設置時の合意形成のあり方、検証の方向性や内容、委員会や事務局の姿勢等、後世の災害や事故検証の手本となるような適正性が、ほとんど見当たりませんでした。それはなぜだろうと考え続けてきたものをまとめたつもりです。

 取材の過程で、様々な学校事件・事故のご遺族にも話を聞きました。大川小の検証委員会に感じたモヤモヤは、多くの第三者検証委員会に共通した問題であることを教えていただきました。大川小の検証は終わりましたが、検証委員会のあり方については、今後も考え続けていくことになりそうです。

2013年12月15日日曜日

【レビュー】「薄い財布」新作モニターで、ライフスタイルを時代にちょこっと合わせてみたら

最近は、街中や所用先でもひらくPCバッグを持っている人を見かけるようになりました。思わず声を掛けそうになります。

12月9日に都内で行われたabrAsusの新作発表会に参加させていただいたのですが、思いがけず「薄い財布」を製品モニターをさせていただくことになりました。

素材は、abrAsus特製の国内産のガラスレザーで、地味な色合いのこれまでのカラーリングとは違い、鮮やかなブルーとキャメルはこれなら女性にも、って思わせてくれる色でした。私はブルーの「薄い財布」をチョイスしました。

革の部位、なめし、染色、縫製、仕上げ、本当にきれいです。

考案された南和繁さんほどではないですが、私も財布の小ささにはちょっとしたこだわりがありまして。

これまで、お札も小銭もカードも入るもので最も小さい財布は、私の知る限りSAZABYのお財布でした。壊れたら困るので、15年以上前に色違いを2つ購入して大事に使ってきたくらいです。

「小さい」にはこだわってきましたが、「薄い」というのは服に財布を入れることのあまりない女の人にとっては、カンケーないポイントだなーと思っていたんです。正直なところ。でも、使い始めてみると、もうぶ厚い財布はもういやです。

今回、お財布の中は、こんな感じに整理。

・レシート→帳簿系アプリに入力
・家電量販店のポイントカード→スマホアプリ会員
・ETCカード→使用頻度が低いので別の容れ物へ
・SFメトロカード&イオカード→使用
・お金→現金とEdyを半々くらい
・PASMO→モバイルSuica

薄い財布の中に残したのは、最低限必要なカード類4枚と、免許証だけ。だいぶICカードコンシャスにシフトしました。

現金や各種会員カード類の容れ物というお財布の意味自体が、今までよりも薄くなったことを何となく感じています。

2013年11月29日金曜日

【告知】12月2日に「お天気キャスター・気象予報士大集合 ’13」に出演します(追記あり)



天気予報の仕事から離れて久しいのですが、気象キャスターが揃うトークイベントの末席に出させていただくことになりました。

リンク:「お天気キャスター・気象予報士大集合 トークイベント今年も開催」(ウェザーマップ)

東日本大震災が起きた2011年に、安政南海津波(1854年)が起きた11月5日が「津波防災の日」として定められました。

それにちなんで、11年、12年と11月に開催されてきたイベントなのですが、今年は大型台風襲来の影響で、12月にずれこんでしまいました。

今年は猛暑、竜巻、大型台風と災害も多く、気象キャスターや気象予報士にとって、けっこう忙しい年だったと思います。

特別警報のスタート、IPCCの第5次評価報告書、伊豆大島の表層崩壊、フィリピンを襲った史上最強レベルの台風と、それに伴う高潮災害……。忘れられない年になりそう。

久しぶりに顔を合わせるキャスター、予報士さんたちが今年をどう振り返るのか、楽しみだな。

今年はまだ少しチケットがあるようなので、ぜひお越しください。ていうか、気象キャスターがこんなにずらずら揃う異様な光景を見に来てやって!


お天気キャスター・気象予報士大集合’13
〜津波・天災を忘れないために〜

【日時】2013年12月2日(月) 開場:18:30 開始:19:30 終了:21:30予定
【出演】森田さんとか、木原さんとか、ラグフェアのおっくんとか、多数
【会場】東京カルチャーカルチャー
住所/東京都江東区青海1丁目3-11Zepp Tokyo2F
【入場料】前売りチャージ券2000円・当日500円増
(要1オーダー制・アルコール500円~、ソフトドリンク400円~など)
※ チケット売上の出演者収益金は全額チャリティーとして寄付します。


追記(12月15日)
イベントで集まった収益金や募金は、日赤の「2013年フィリピン台風救援金」に寄付されたそうです。詳しくはウェザーマップの報告でご確認いただけます。

リンク:「お天気キャスター・気象予報士大集合’13 〜津波・天災を忘れないために〜」寄付のご報告(ウェザーマップ)

2013年11月28日木曜日

迷走状態の大川小検証委 ついに遺族と「意見交換」へ

石巻市立大川小学校の津波被災事故の検証委員会が、30日の次回会合の中で、遺族と話し合いの場を設けることになったそうです。

リンク:「第7回 大川小学校事故検証委員会の開催について 」(PDF)

これまで意見陳述や、報告の場はありましたが、遺族たちとの直接意見交換は、この9ヵ月で初めてのことです。まあ、「意見交換」しても、意見の採用権は検証委側にありますけど。

実はここ最近、水面下で、真相究明を求めてきた遺族たちと検証委員会が活発に接触していることは聞いていました。

根底には、遺族が検証に対して抱き続けてきた不信感があります。9ヵ月たまりにたまっていたのでしょう。

同検証は、遺族たちを情報提供者と見なすのみで、遺族からの指摘や要望が反映されにくい状態でした。

提供した客観的資料が反映される気配もないまま、報告には誤った内容や、首をかしげたくなるような調査範囲、恣意的な結論が盛り込まれているのを見て、遺族たちの動揺は広まっていました。また、委員による暴言や失言などもあり、特定の委員の退任を求める声も高まっています。

本来、遺族との話し合いの場は、検証委員会がスタートする前にもたなければいけませんでした。それがなんで今頃になってしまったんでしょうね。検証委も遺族も、本来は真相究明に向かって共に歩む立場同士なんですが、遺族は方向性や手法に共通認識が持てないままここまできてしまいました。

こんな風に迷走していますので、結局、検証委員会は12月の最終報告提出を、ひとまず無理と判断した模様です。

はてさて、30日の意見交換で、本当に何かが変わることってあるんでしょうか。

大川小の関連の最近の動きについては、ダイヤモンドオンラインの池上正樹さんとの共同連載で更新しています。

リンク:「大津波の惨事「大川小学校」~揺らぐ“真実”~

2013年9月27日金曜日

朝活会場で気がついた映画館の居心地のこと

「映画館で朝活やっているから来てみて。良かったら宣伝して」と関係者に誘われて行ってきました。

リンク:School by Film Method 【映像が先生、本が教科書、そして映画館が学校だ!:朝の映画館で学ぶビジネススクール】
https://www.facebook.com/SchoolByFilmMethod

渋谷で、映画館を学校にしちゃう活動をしているフィルムメソッドカウンシルが、TOHOシネマズ株式会社と共催して、ビジネスパーソン向けに始めたものです。

シネマのスクリーンに上映される講義形式の映像を視聴するスタイルで、講師役は主に、ビジネス書を書いている著者の方々です。会場は、銀座のマリオン9階にあるTOHOシネマズ日劇です。

いい場所、なんですが……。

写真は、終わった直後の朝8時半すぎの会場の光景。



おーーい。

聞けば、ドラッカーがテーマの日は数十人は集まるそうですし、その日の内容によるのかもしれませんけど、それにしても人がいない……。この会場、もったいないよう。

TOHOシネマズ日劇での朝活は、12月までの3ヵ月間、火〜金の朝7時半〜8時半に、毎日やっていくそうです。10月4日までは開校記念で無料期間。コーヒー付き。有料版になると、朝食も付くようになるらしいです。

これからこの朝活に活発なコミュニティが生まれていくことを願いつつ、ぼんやりと、白金のヘアサロンの経営者Sさんとの会話を思い出しました。

「いま、美容室は40万軒もある。でも、人口減少に伴って近いうちにどんどん淘汰されていくのは間違いないわけで。これまで、単なる“髪切り屋”になってしまっていたけれど、“美しくなる場所”>として再定義していかないと」

映画館の人も同じように、映画を見に行くだけじゃない接点を開発せねばと、危機感を感じておられるのかなーと、気づかされました。

私自身、映画を見る以外で映画館に行ったことはほとんどありませんが、今回、全く別の用件で訪れてみて知ったのは、空間の抜群の心地よさでした。(当たり前だけど)しーんとしてる。ゆったり座れる椅子。高い天井。家でYouTube見て勉強するよりも、ずっとリラックスできる気が。

仕事に役立ったり、知的欲求を満たせたりする企画もいいのですけど、リラックスしたり、集中したり、劇場ならではの音響環境を生かした身体性のある企画なんかだと、<映画館で朝活する意味>が出てくるだろうなと思ったところです。

2013年9月9日月曜日

【ひきこもり大学】お問い合わせがあまりにも多いのでフォームを設置しました(修正あり)

私が、ジャーナリストの池上正樹さんや、長年ひきこもってきた当事者の方々とこぢんまりと始めた「ひきこもり大学」という対話の場があります。

このたび、この、ひきこもり大学についてのお問い合わせがあまりにも多いので、フォームを設置させていただきました。マスコミからの同様のテーマでの取材も続いております。

ひきこもり大学の立ち上げに関わったことから、暫定的に問い合わせフォームを設置しておりましたが、当方の手を離れ、すでに有志によるオフィシャルサイトができています。ひきこもり大学についてのご確認・お問い合わせは、そちらへお願いいたします。

(リンク:ひきこもり大学 オフィシャルサイト http://hikiuniv.net/




ひきこもり大学は、当事者が語りたいことを語り、その当事者の言葉に価値を感じた参加者が、投げ銭で当事者のチャレンジに応えるという形で行う、小さな小さな集まりです。

どうしてそんなことを始めたのかとか、支援者に呼ばれて当事者が体験談を語るというものとは何が違うのか、といったことについては、池上さんのダイヤモンド・オンラインの連載「ひきこもりするオトナたち」の関連記事に詳しいですので、そちらから「ひきこもり大学」というキーワードで検索してみてください。

ひきこもり大学については、妄想レベルのアイデアの段階から記事になっていたせいか、非常に問い合わせが多く寄せられています。

問い合わせで一番多いのは、やはり当事者からの期待や提案。次に、マスメディアです。また、当事者家族、企業の管理職、どのような事情か分からないけれども関心を寄せているサラリーマンからも。

何が、そんなに皆さんを刺激しているのでしょうか! これからみんなで、そのワケを考えていければと思っています。

(以下、フォームは削除しました)

2013年8月7日水曜日

昭和初期の写真ハガキでみる石巻

【場所おしえてください】みんな着物だよ

「ほら、やっぱり人が写っていると楽しいよね」

名古屋は本山の「シマウマ書房」の店主 鈴木創さんが、古い絵はがきの束の中から見つけ出してくれたのは、昭和初期の石巻の風景が写った写真ハガキでした。

ハガキは、石巻の立町に今も残る福来館写真所が発行したもの。北上川の岸で遊ぶ子どもたちの着物や、河岸で鯨を解体する捕鯨船の様子が、なんとも時代を感じさせます。捕鯨船なんて、マジ?っていうくらい小さいもん。

【場所おしえてください】捕鯨船、ちっちゃ!

大正〜昭和初期の頃の、一般市民が入手しやすかった写真と言えば、新聞かハガキがほとんどだそうで、解像度の荒い新聞の印刷写真に比べると、ハガキはきれいな印刷なので、流通する価値があるんだそうです。

南浜町や門脇町の景色は、色々な方々の昔語りで聞いていますが、こうして写真を見ると、パズルのピースがうまっていくみたいな気持ちになります。

内海橋が見えるのですが、昭和8年建設の3代目の橋でしょうか?

湊側から中央を望む

【場所おしえて】さすがに町は大きい

それにしても、昔の石巻の写真に名古屋で出会うとは不思議。ハガキは石巻でお世話になっている方々に、さっそく差し上げちゃいました。

2013年7月26日金曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ記事報告:相応な地続き感を得ること

ゴールデンウィーク中に参加したジャーナリストキャンプで、各チーム・記者が取材した記事が、ダイヤモンド・オンラインで連載になっています(第10回で終了)。


リンク:ダイヤモンド・オンライン/ジャーナリストキャンプ報告「震災後の福島に生きる」

私たち(亀松チーム)で書いたのは、第4回の<マイナー被災地「いわき」の小ツアー 「線量計」と「語り部」でリアルを伝える>です。いわきのNPO「ふよう土2100」の里見喜生さんたちが立ち上げた、放射能をテーマにしたスタディツアーについて取り上げました。

地元の人に気遣うあまり、ひっそりと被災現場を訪れて何も分からずにその場から立ち去ってしまうよりも、ガイド付きで歩いて、リアルで正確な情報を得てほしいというのが、里見さんたちの思いです。

事件や事故のあった現場や被災地というのは、そこでしか見聞きできない・感じられない情報だらけです。こうした聖地を訪れるダークツーリズムについては賛否ありますが、こうした情報を少しでも多く知ることができる仕組みを使って、相応な地続き感を獲得していくことは必要かと私は思います。

取材だって同じ。これでいいんだろうか? という一種の葛藤を抱えながらやるような取材を通じて初めて得られる感覚というのは確実にあります。

そう考えれば、ジャーナリストキャンプも、ダークツーリズムの一種だったのかもと、ふと気がつきました。

「がんばってー!」御輿の脇をバスが減速して通り、窓から女性が叫ぶ(2013年4月5日いわき市薄磯)

2013年6月22日土曜日

【Photo】虹が教えてくれた場所


石巻市の大川地区間垣。昨夏地元の人たちが瓦礫をひとつひとつ取り除いていた田んぼが、今年から復活したというので見に行ったら、雨雲が一瞬だけ切れて日ざしが。この辺りだよって、誰かが虹を描いて教えてくれたみたいだ。(3枚の写真を合成)

2013年5月22日水曜日

【Photo】浜は変わってない


「ねー! ここは変わってないね」。町ごと流されてしまったけれど、僕たちはサッカーでよく会ってる。いわき市薄磯地区にて出会った男の子たちが教えてくれました(2013年5月)

2013年5月6日月曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ3日目(最終日):またもや大幅変更を深夜に決断

本日は3日目。キャンプ全日程の最終日でした。

本来は記事構成をつめて、午前中の報告会を経て解散!となる予定だったのですが、そう簡単なことではないのがこのキャンプの怖いところです。

まずは、2日目の午後に、急遽取材体制を変えて取り組んだ後のことから振り返ります。

全員の前で2日目の取材の首尾を報告したのですが、各デスクからの指摘などもふまえて考えると、話題は伝える価値のある話だが、追加取材がどうしても必要なことがわかりました。性急に取材を進めるあまり、トラブルも発生させてしまっていました。

結局、2日目に全員体制で取り組んだテーマでは、取材する時間が足りないということで、記事化を諦めざるを得ませんでした。諦める決断をしたのは深夜です。

ついに、チームとして記事の提出も無理なのか?という状況になりかけたところ、亀松デスクの粘り腰に助けられました。私たちが持っている全情報を再検討し、私が一旦取材したある話題を広げて記事化していくことが決まったのです。

3日目は、朝10時にキャンプ報告会が始まります。それまでには記事の構成案をまとめておかなければなりません。

しかし私たちは、基本的な取材すらできていないという状態に戻ってしまっていました。

残された勝負時間は、早朝の時間帯のみ。朝7時頃からの2時間あまりにかけようと決めて解散したときには、すでに2時を回っていました。

私はホテルで仮眠後、朝7時過ぎから追加取材の依頼をし、8時過ぎから取材を行いました。他の記者さんたちも、周辺取材で情報を集めてきてくださり、それらを亀松デスクがまとめて、朝10時からの報告会ではなんとか記事構成を発表することができました。

すべてがギリギリの状態でした。


これで本当によかったのかどうか。現時点ではまだ形になっていないのでわかりません。 

ただ、今朝の取材相手の方から、お預かりしてきた言葉や思いはしっかりあります。バタバタした取材にも、嫌な顔をひとつせず快く応じてくださった方の言葉です。

私たちは、これを多くの人に伝える最大の努力をしなければいけないと思っています。

昼過ぎにはキャンプが解散となりましたが、他チームの皆さんやスタッフの皆さんとねぎらい合ったり、語り合ったりする余裕は全くありませんでした。

2013年5月5日日曜日

【JCEJ2013】ジャーナリストキャンプ2日目:自分の甘さとチーム取材の難しさを実感中


ジャーナリストキャンプ福島2013の2日目です。 

いきなり厳しい状況になっています。

亀松チーム内のひとりの記者さん(私ではない)の企画を中心に据えて記事化していく方針に変更されたという話を聞いたのが、2日目の昼目前の時間。私はそちらの応援取材に回ることになり、予定していた今日の午後の取材は、キャンセルとなってしまいました。

取材のために時間をあけていてくださっていた相手のご夫婦に、取材のキャンセルの方向とお詫びの連絡は一応入れたものの、直接話ができていない段階です。

事情に応じて、その場その場での予定の変更というのはありがちなことですが、今回の変更は直前に先方を振り回す選択になり、本当に心苦しいです。

今回、様々な活動をしながら情報発信している方を取材するという予定にしていましたが、昨夜のデスク陣への報告では、「ニュース」をきちんと押さえていない、統一テーマが見えないという指摘を受けました。昨夜もチームの4人で居酒屋の一画を陣取り、ノンアルコールビールで夜12時近くまでねばり、話し合いました。

これについてはまた、総括のエントリーであらためて報告したいと思います。

ひとまず今は、新方針の取材に集中します。ブログの更新も意気込んでいたけれど、実際には「そんな暇、全然ないよ!」って感じ。写真も手抜きでごめんなさい。

_DSC1266.JPG


追記:この記事のエントリー後30分ほどで、キャンセルさせていただいたお相手とは連絡が取れました。こちらの事情は一応の理解を示してくださいました。