石巻市立大川小学校の津波被災事故の検証委員会が、30日の次回会合の中で、遺族と話し合いの場を設けることになったそうです。
リンク:「第7回 大川小学校事故検証委員会の開催について 」(PDF)
これまで意見陳述や、報告の場はありましたが、遺族たちとの直接意見交換は、この9ヵ月で初めてのことです。まあ、「意見交換」しても、意見の採用権は検証委側にありますけど。
実はここ最近、水面下で、真相究明を求めてきた遺族たちと検証委員会が活発に接触していることは聞いていました。
根底には、遺族が検証に対して抱き続けてきた不信感があります。9ヵ月たまりにたまっていたのでしょう。
同検証は、遺族たちを情報提供者と見なすのみで、遺族からの指摘や要望が反映されにくい状態でした。
提供した客観的資料が反映される気配もないまま、報告には誤った内容や、首をかしげたくなるような調査範囲、恣意的な結論が盛り込まれているのを見て、遺族たちの動揺は広まっていました。また、委員による暴言や失言などもあり、特定の委員の退任を求める声も高まっています。
本来、遺族との話し合いの場は、検証委員会がスタートする前にもたなければいけませんでした。それがなんで今頃になってしまったんでしょうね。検証委も遺族も、本来は真相究明に向かって共に歩む立場同士なんですが、遺族は方向性や手法に共通認識が持てないままここまできてしまいました。
こんな風に迷走していますので、結局、検証委員会は12月の最終報告提出を、ひとまず無理と判断した模様です。
はてさて、30日の意見交換で、本当に何かが変わることってあるんでしょうか。
大川小の関連の最近の動きについては、ダイヤモンドオンラインの池上正樹さんとの共同連載で更新しています。
リンク:「大津波の惨事「大川小学校」~揺らぐ“真実”~」
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