東日本大震災の大津波で、74人もの子どもと10人の教職員たちが死亡・行方不明の惨事があった学校です。
この津波被災事故・事件について取材を続けてきて、2012年の10月下旬に青志社から「あのとき、大川小学校で何が起きたのか」という本を出しました。
東日本大震災発生の午後2時46分から大川小に津波が襲来するまでの51分間のできごとに迫った内容に、「あの日から」の話しをご遺族や教育委員会、地域住民といった関係者に聞き取り、災害エスノグラフィーを追加した構成になっています。
上梓はもう4ヶ月も前のことなのですが、ずっとブログに書く気になりませんでした。いまもこうして書きながら、 色んな気持ちが行ったり来たりしています。
特に、書いたよと報告することで、もう整理がついた出来事のように誤解されたくないという思いがありました。
本を読んでくださった方々の感想がたまってきたので、下記にまとめてあります。みなさん、内容がヘビーだ、辛すぎると言いながらも、それぞれ深く心に刻んでくださっているようですね。
震災から2年を目前に控えた今月、文科省・県教委主導の検証委員会がようやくスタートしましたが、問題解消の糸口が見えてこない状況は変わらないままです。
それについてはまたダイヤモンド・オンラインの連載のほうで書いていきたいと思います。こちらもよろしくお願いいたします。
大津波の惨事「大川小学校」~揺らぐ“真実”~(ダイヤモンド・オンライン)
なんだかずっと、亡くなった子どもたちや先生たちに「あなたは大人としてどんな未来を残せるの?」と問われているような気がしているんだよね……。
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