石巻市総合運動公園で行われた、石巻市主催の百か日の慰霊祭に、
始発の新幹線で向かいました。
参列者の皆さんが、白いカーネーションを献花台にそっと置き、
上を仰いでから、うつむき、
ぎゅーっと手を合わせる姿を、レンズ越しに見つめました。
しわくちゃの手、ずんぐりとした手、染みだらけの手、ちっちゃな手……
手向けた花を、そっと、ふっと放す瞬間。
どれも美しかった。
ある男性が、亀山紘市長にくってかかっていました。
震災後の対応に不満があるようでした。
取材をしていると、
みなさんの行政や首長への不満はとても大きいので、
もっとそんな人がいるかと思って注意していましたが、
直接不満をぶつけた人は、約1500人とされる参列者の中でたったひとりだけ。
疲れも、いらだちも、高まっている時期なのに、
東北のみなさんは、とても我慢強いんだなと、
あらためて確認した気分でした。
花はあっという間に山になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿